実験キットを提供します!

今回は大学の研究者の協力によりできた実験をキットとして希望校に提供させていただきます。どのような場面(授業)でどのような生徒(学年や人数)に対して、実験を実施し、どう学んでもらうのか、活用アイデアを募集します。ぜひ、ご応募ください。水浄化キットは3校、ウニ発生観察キットは1校の募集です。

 

<貝殻粉を活用した水浄化の研究挑戦校募集!>

濁水の水浄化には、貝殻粉末が有効であることを京都大学の豊原治彦教授が発見しました。貝殻粉末を使うと濁水がきれいになりますが、ポリ塩化アルミニウム(PAC)を追加するとより貝殻粉末の機能が発揮されます。しかし、このPAC量が多すぎると逆に濁水へ戻ってしまうこともわかっています。したがって、濁水の種類によって加える粉の比率を調整することが重要です。また、PAC以外にも、貝殻粉末の機能を増幅させるような化合物は他にも存在することが知られています。どんな化合物が良いのか研究するのも面白いかもしれません。

[水浄化の様子]

濁水に貝殻粉末を少量加えて、密閉容器にいれ、上下に1~2回振ると一瞬で水がキレイになります。さらに、ポリ塩化アルミニウム(PAC)を少量加えてよく混ぜると、より沢山の沈殿物ができて、水がきれいになります。これは濁水を作り出している物質の表面電荷を変化させ、泥物質をひとまとまりにすることで沈殿するのです。貝殻粉末だけでは十分に水をきれいにできないときに、ポリ塩化アルミニウムを加えると、さらに表面電荷を変化させて水浄化を効果的に行うことができます。

[提供するキット内容]

貝殻粉末、ポリ塩化アルミニウム(PAC)

[募集数] 3件

[技術協力]京都大学 豊原治彦教授

 

<ウニ発生観察キットを活用した研究挑戦校募集!>

教科書にも登場するウニの発生を実際に自分の目で見て観察できるキットです。ウニの卵と精子がキット内に入っていますので、受精の様子から観察することができます。受精から数日以内でプルテウス幼生まで発生します。卵割の様子や胚発生過程をじっくりと観察し、スケッチすることで生物観察の基本が身に付きます。また、ただ観察するだけでなく、観察の過程で割球を分離して発生実験をすることも、カルシウムイオンがウニ卵の受精に関与することについて研究することも可能です。

[ウニ発生の様子]

ウニの卵、精子を混合して受精卵を作成します。1時間置き程度で観察を始め、次第に観察の間隔をあけていきます。ウニの発生では、最終的にプルテウス幼生まで観察することができます。この段階では、体を形作るうえで重要な骨片を見ることができます。

[提供するキット内容]

ウニ卵、ウニ精子、スポイト、スライドガラス、カバーガラス、シャーレ

[募集数] 1件

[技術協力]お茶ノ水女子大学 清本正人教授


募集期間   2011年12月5日(月)2012年~2月4日(土)

結果通知時期                            2012年2月

(採択校へ直接連絡後、本誌「教育応援 vol. 13」にて発表)

募集方法:こちらのフォームから入力ください。


【募集要項】

1.企画趣旨

「研究Support Partnership Program」(以下、研究SPP)では、生徒自らが興味を持ち、自発的に考えて取り組むことのできる学校での研究活動を広げていく目的で、研究に活用できる機材や実験キットを中学校や高等学校といった教育機関へ提供していきます。

 

2.募集する企画

(1)支援対象となる企画の必須事項

本SPPでは、実験キットを活用していただける学校を募集いたします。

①必ず生徒複数名に対して指導者(先生)がいること

※必ずしも授業や部活動に限定はしていません。

②キットを活用する時期が明確であること

(2)支援に際する条件

活動報告などのご協力をお願いします。

①実施後の活動報告の提出

※活動および報告書の提出は次年度でも問題ありません。

②取材、本誌「教育応援」への記事掲載の了承

 

3.支援の内容及び方法等

(1)実験キット 1個 を無償提供

※提供時の送料はご負担いただきます。

(2)支援対象期間

2012年3月(キット提供日)より期限なし

4.企画の選考方法等

(1)応募された書類による審査

(2)選考基準

書類審査は主に以下の2点を踏まえて総合的に判断し、選考を行います。

①キット活用方法の独自性

②生徒の自主性を引き出す工夫

5.応募等

(1)募集期間

2011年12月5日(月)~2月4日(土)

(2)応募方法

①申請用記入フォームの作成、提出について

申請者は、ホームページより申請用記入フォームに直接記入の上、登録してください。

②応募の受付

ホームページに登録完了画面が表示されたことをもって受付完了とします。

6.選定結果通知から採択後

(1)選定結果発表

本誌『教育応援」 vol.13(3月1日発刊予定)紙面上にて発表

(2)実施報告書の作成、提出

(3)アンケート調査の実施(『教育応援』への取材、掲載も含む)