【読み物】こいのぼり① ~なぜ、こいのぼりは日焼けしない??~
5月5日は端午の節句。
子どもの日と言えば、「こいのぼり」。真鯉や緋鯉が泳いでいる風景が心温まる。
そこで、5日までの間、こいのぼりに関するサイエンスをご紹介する。
祖父母から受け継ぐこいのぼりを見たことがあるだろうか?真っ白な木綿に、墨や天然染料でウロコが描かれているこいのぼり。50年たっても、日焼けをせずに残っている。なぜだろうか?
古くからあるこいのぼりは、職人が細部まで手作業で作っており、下絵を描き、ウロコを一つ一つ手作業で繰り返し色をつけたし描かれる。
下絵と色塗りの間の工程に秘密がある。それは、生の大豆の粉を水で溶いた「豆汁」(ごじる)と呼ばれる汁を塗っているのだ。
豆汁は、こいのぼりの日焼け止めクリーム。豆汁は緑豆に25%程度含まれる植物性タンパク質を発酵させたもので、北京の伝統的な栄養食品のひとつで、少し酸味がある飲料だ。
豆汁を塗ると、大豆に含まれる脂質の一種「レシチン」が紫外線を熱に代えて逃がすので変色が起こりにくくなる。紫外線から守り、日焼けを予防していた。
実は、このレシチンという成分は、私たちが使う日焼け止めクリームにも使われている。
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