【読み物】こいのぼり③ “タイのぼり”ではなく、“コイのぼり”のワケ
こいのぼりシリーズ第3弾。今回のこいのぼりのサイエンス。
当たり前のように「こいのぼり」と口にしているが、なぜコイだったのだろうか?
鯛(たい)や鰻(うなぎ)など、日本には他にも象徴的な魚がある。多様化してもよさそうなのに、こいのぼりだけなのはなぜだったのだろうか?
そんな疑問に答える実験をした人がいた。(⇒こちらを参照)
コイ、タイ、ウナギのそれぞれの「形」の模型を使い検証する。
空気の流れが見えるように煙を流して観察してみる。
まず、“タイのぼり”は口が小さいので空気がほとんど入っていかないため、風で膨らまなかったようだ。
一方、“ウナギのぼり”は大きい口からたくさん空気が入り、そのまま尾まで流れていく。
そして、“コイのぼり”は口から入った空気の流れが尾に近付くにつれ速くなっていた。
実はこの風速の違いがとても重要なのだ。先が細くなっていると、空気が勢いよく出ていくためバランスが崩れ、空気の流れが色んな方向にブレる。だからコイは泳いでいるように体をゆらゆらさせ、ウナギは真っ直ぐ伸びきっていた。
口が大きく尾がしぼんでいる「コイのぼり」は、風に泳ぐのに理想的な形のようだ。
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