【ニュース】牛のゲノム解読―マウスよりヒトに近いゲノム情報
牛の全遺伝情報(ゲノム)を解読し、牛乳の生産などに関する遺伝子を解析したと、24日付の米科学誌サイエンスに発表された。
研究チームは、日本の畜産技術協会付属動物遺伝研究所(福島県西郷村)を含む国際研究チーム。
研究成果は、牛乳や牛肉の品質、生産効率の向上のほか、哺乳類の進化過程の解明に役立つと期待されている。
牛は、羊やヤギなどと同じ反芻(はんすう)動物で、胃が4つあり、胃に生息する微生物の力を借りて草を消化し、栄養にしているのが特徴。反芻動物のゲノムがほぼ完全に解読されたのは初めて。
解読対象は英国原産の肉用牛ヘレフォード種で、常染色体29対とX性染色体。たんぱく質を生み出す遺伝子は少なくとも2万2000個と推定された。同じ哺乳類の犬、ヒト、マウス、ラット、オポッサム、カモノハシと比べると、犬が最も近縁で、次いでヒトが近かった。2万2000個のうち約80%がヒトと共通であることが判明されている。

(米農務省・イリノイ大提供)
発表された科学誌「Science」での論文
ウシのゲノム配列:反芻動物の生態学と進化の窓口
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/324/5926/522
タイトル『全ゲノムにおけるSNP変異の調査からウシ品種の遺伝的構造が明らかとなる』
http://www.sciencemag.org/cgi/content/full/324/5926/528
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