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毎月開催しているサイエンスカフェ。5月のテーマはツバメです。
東京大学大学院の北村さんを講師としてお招きし、ツバメの浮気など行動生態学についてお話していただきます。
ツバメの行動を知ることで、もしかしたら私たち人が浮気をする正当な理由が見つかってしまうかもしれません!
是非ご参加ください。
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第16回 5月31日ツバメも浮気する!?
【講師】
北村亘さん(東京大学大学院 農学生命科学研究科 生圏システム学専攻)
【タイトル】
ツバメも浮気する!?
【概要】
「浮気は文化」とは、某俳優の言葉ですが
人間以外の動物も、人間以上に浮気する割合が多いそう。
「おしどり夫婦」で引き合いに出されるオシドリですら、浮気をするらしい……
今回の講師の北村さんは、ツバメの浮気について研究する行動生態学者。
動物はどうして浮気をしてしまうのか、浮気をしやすいのはどんな個体か、
理論モデルと行動観察で、動物の(人間の)サガをすっきり解明します。
【スケジュール】
15:30 開場
16:00 サイエンスカフェ開始@Cafe de Leavanest
18:00 サイエンスカフェ終了・その後懇親会
【開催場所】
Cafe de Leavanest(カフェ・ド・リバネス)
四ツ谷三丁目駅徒歩1分 アスナロビル3階
【参加費】
1名あたり1,000円(税込)(ワンドリンク付き)
【お申込み】
http://sciencecafe.leaveanest.com/?itemid=48
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土木学会から環境教育に関する調査研究が発表された。(土木学会教育論文集 Vol.1,65-74 2009.3)
現状の学校現場での環境教育と、今後の環境教育の方向性が示されている。
論文では、環境関連授業を受講している大学生に、自分たちが小中高校で環境についてどんな内容を学習してきたかアンケート調査をしている。
調査の結果、現在の環境教育では、知識や情報は習得したという。けれども、現在、理科などの学習指導要領に記載されているような自然や環境の見方や考え方を習得したとは認識していなかったという考えにいきついている。
そのため、今後初等・中等教育における環境教育において、学習指導要領の内容を反映して、「見方や考え方を養う」方法について検討する必要があるのだ。
そして、見方や考え方について十分に学習・教育効果を得るためには、従来から課題として指摘されている教材の作成、選定が重要だという。
しかし、JSTと国立教育政策研究所が発表した「平成20年度高等学校理科教員実態調査」(平成21年3月30日)では、教育現場の実情では、それらの教育方法を実践するには難しそうな状況が示されている。
高等学校の普通科の理科教員で『実験の手順を生徒自身によく考えさせているか』と、『生徒に自分の考えを発表する機会をよく与えているか』に「そう思う」と回答した割合はともに1割未満だったようだ。また、生徒による観察や実験を週1回以上実施している割合も約1割で、小中学校の教員でこれらの問いへの回答割合が6~8割であるのに比べると極めて低い。さらに、必ず実施することになっている探究的な活動や課題研究に割り当てる授業時間数が、年に「3時間以下」に過ぎない教員の割合が6~8割と高いのだ。
観察や実験を行うにあたって障害となることは、「授業時間の不足」、「大学入試への対応のための指導に時間を取られる」という時間の不足や「設備備品の不足」をあげる教員が多い。また、学校あたりの理科の設備備品費は普通科の全国平均が年間約32万円(高校生一人当たり407円)だ。生徒一人当たりの消耗品費は510円であり、生徒による観察や実験を実施するには厳しい予算状況だ。
今後こうした状況を打破するには、教育界全体や教員側、生徒側がともに「見方・考え方を養う」ことの重要性を認識する必要性や、NGO等の活動により費用を最低限におさえた学習を活用していく必要がある。
また、土木学会の論文では、土木学の教育としてと環境教育との関連がある分野があることを示している。その分野は、水理学、水文学、河川工学、海岸工学、環境計画や管理、環境システム、大気汚染、土壌環境や環境生態等だ。こうした分野の大学研究者と連携した授業を行うのも得策かもしれない。
<文献>
・日本の学校教育における環境教育と土木学の教育の可能性についての考察
http://www.jsce.or.jp/library/open/proc/maglist2/02504/2009/01-0065.pdf
土木学会教育論文集 Vol.1,65-74 2009.3 都筑 良明
・「平成20年度高等学校理科教員実態調査」集計結果(速報)について
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20090330-2/index.html
平成21年3月30日 科学技術振興機構(JST)と国立教育政策研究所
サイエンスの読み物 prodused by リバコミ!
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今年は、小中学校で学習指導要領が新しい内容で施行され、環境教育が大きく謳われている。
海洋の環境問題と言えば、すぐ思い浮かぶものは海洋生物の過剰採取や汚染物質の流失などによる被害。
けれども、今回ニュースになったのは、海底の海砂の採取による環境変化だ。
以下、読売新聞の記事(YAHOO 5月7日15時18分配信)
佐賀・唐津沖に異変、魚消え海底にヘドロ…砂採取が原因?
佐賀県唐津市沖の玄界灘の海底がヘドロ状に変わりつつある。
生き物が姿を消し、アジの巻き網漁船は出漁をやめた。同じ海域でコンクリートの材料となる海砂が採取されており、一部の漁師らは採取が原因として中止を訴えている。この海域での採取と環境異変の因果関係は不明だが、県の調査でも唐津沖で大量の砂が消失したことが判明している。唐津の海に詳しい地元ダイバーに同行して海底の様子を探った。
◆「まるでクレーター」◆
灰色の粘土質の塊がねっとりと手にまとわりつく。海底40メートルからボートに引き揚げられたその塊は、砂ではなくヘドロだった。
「海底は月のクレーターのようにでこぼこで貝殻が散乱している。海底にスコップを突き刺すとヘドロが煙のように舞う。自然の浄化作用の限度を超えている」。海砂が採取されている唐津沖約7キロ地点に潜った浪口志郎さん(62)は憤る。
地元出身でダイビングショップを経営する浪口さんは一年の大半を唐津の海に潜って過ごし、その変化に詳しい。かつての海底は白砂がなだらかに堆積(たいせき)していたが、今では貝殻や石が散乱する別世界だ。生き物はいない。採取船がポンプで砂を吸い上げると海が濁る。濁りは時には何日も漂っている。これが少しずつでこぼこの穴の中に積もりヘドロになると指摘する。
◆関西で高い評価◆
環境への悪影響から瀬戸内海では2006年までに海砂採取が全面禁止されるなど全国的に採取中止の動きが広がっている。唐津では砂業者「唐津湾海区砂採取協同組合」が1969年から県の認可を受け採取している。それまでは重機で海岸を掘っていたが、組合結成前後から採取船が沖合の海底から大型ポンプを使ってくみ上げ、船上で砂だけを選別、貝殻などは海に投棄している。
同組合を巡っては、唐津海上保安部が07年、認可区域外で海砂を違法採取したとして砂利採取法違反で摘発し、組合などは罰金50万円の略式命令を受けた。県も採取を1か月禁止した。
福岡市の元採取業者によると、瀬戸内海での採取が禁止された今、「唐津砂」と言えば関西のコンクリート業界ではブランド品として高く評価されている。
問題は採取海域と漁場が重なっていることだ。「呼子のイカも小魚のイカナゴもきれいな砂に産卵する。良質な海砂のある場所は漁師にとっても好漁場なんです。イカナゴがいなくなればそれを食べるアジやサバも来ない」。浪口さんはそう訴える。
◆漁獲昨年ゼロ◆
「漁師はあわれなもんよ」。巻き網漁船「常幸丸」漁労長の一宮勝さん(82)のしわの刻まれた顔が苦悩にゆがんだ。例年なら大型連休のこの時期から秋にかけてアジ漁が行われる。夜間集魚灯を煌々(こうこう)と照らし、7隻の船団で漁をしてきた。だが97年に1億4700万円あった漁獲高は07年には約150万円に。原油高も重なり昨年から出漁をやめて漁獲はゼロだ。25人の乗組員の大半は現在、土木作業などで生計を立てている。
福岡と長崎に挟まれた狭い海域では長崎県の砂業者も採取を始めた。一宮さんらは昨年秋、佐賀、長崎両県庁を訪れ、漁業対策をとるよう直談判した。だが佐賀県は「地元漁協が採取に同意すれば認可するしかない」と消極的立場だ。
唐津市漁協には採取組合から毎年多額の「迷惑料」が払われている。漁協組合員の一人は「迷惑料は2億円だが、我々漁師は年間2万5000円もらうだけであとは漁協職員の給料になっている」と語気を強めた。
◆戻らない海◆
「お月さんは漁師の神様よ。潮の流れを告げてくれる」。一宮さんが言った。一枚の写真がある。常幸丸の漁師たちが水面まで引っ張った網の中で、月光を浴びて銀色に輝く大量のアジがはねている。男たちの笑顔はもっと輝いている。
唐津の豊かな海はもう戻らないのだろうか。岸壁では船底に藻が生えた常幸丸の船団が波に揺れていた。(森太、玉城夏子)
こいのぼりシリーズ第3弾。今回のこいのぼりのサイエンス。
当たり前のように「こいのぼり」と口にしているが、なぜコイだったのだろうか?
鯛(たい)や鰻(うなぎ)など、日本には他にも象徴的な魚がある。多様化してもよさそうなのに、こいのぼりだけなのはなぜだったのだろうか?
そんな疑問に答える実験をした人がいた。(⇒こちらを参照)
コイ、タイ、ウナギのそれぞれの「形」の模型を使い検証する。
空気の流れが見えるように煙を流して観察してみる。
まず、“タイのぼり”は口が小さいので空気がほとんど入っていかないため、風で膨らまなかったようだ。
一方、“ウナギのぼり”は大きい口からたくさん空気が入り、そのまま尾まで流れていく。
そして、“コイのぼり”は口から入った空気の流れが尾に近付くにつれ速くなっていた。
実はこの風速の違いがとても重要なのだ。先が細くなっていると、空気が勢いよく出ていくためバランスが崩れ、空気の流れが色んな方向にブレる。だからコイは泳いでいるように体をゆらゆらさせ、ウナギは真っ直ぐ伸びきっていた。
口が大きく尾がしぼんでいる「コイのぼり」は、風に泳ぐのに理想的な形のようだ。
こいのぼりは、色を付けた後、色止めのために接着剤を塗る。
そもそも、私たちが普段美術の時間などに使う絵の具は、色の粉(顔料)と画面へ接着する為の接着剤(メディウム)を混ぜ合わせた物だ。だから、色が紙に接着し、長い間その絵画を楽しむことができる。
しかし、こいのぼりや日本画などは、色の粉(顔料)と接着剤が別々になっている。そのため、色止めするための接着剤が必要となる。それが、「膠(にかわ)」というものです。
膠は、動物の皮や骨などを原料として、これを水と共に加熱して製造される。これを聞いて、身近な食べ物をイメージができるだろうか?
膠の正体は、女性の大好きな成分である。
例えば、ゼリーのもとであるゼラチン。ゼラチンも動物の皮膚や骨、腱などに熱を加えることで作られる。皮膚や骨などにある細胞と細胞を結合・接着しているコラーゲンを抽出したものだ。実は、このゼラチンと膠はほぼ同じもの。「膠=コラーゲン=ゼラチン」なのだ。
日本では、主に食品や医薬品などに使われる純度の高いものをゼラチン。日本画の画材および工芸品などの接着剤として利用する精製度の低いものを膠と称している。
混ざり物が多いいと臭いますが、湿度や温度に応じ伸縮し、ひずみが出ない。そのため、絵画の他にも、高級な家具や楽器は膠で接着する。 この点について膠に勝る接着剤は、まだ見つかっていないと言われている。
膠と聞くと、普段親しみのない人は、伝統芸能などで使われそうな特殊な材料に思う。
けれども、その正体は、抜群の能力をもつ、ゼリーのもと、若さ・美肌のもとであるコラーゲン。
私たちの身近には、高性能のものがたくさんある。
地球の大気中で採取されたちり粒子の中に、これまでで最も原始的な物質が含まれていたという報告が、2009年4月に発表された。
通常、太陽系の初期の頃の物質は、地球に落下した隕石か、地球から数百万km先を通り過ぎる氷の彗星から発見される。しかし、今回は地球上空で発見されたのだ。
研究者たちが、“ハエ取り紙”のような採取器を使って大気中に漂っている彗星の塵を採取した。
採取された太古のちり粒子の一部は45億年以上前に形成された物質であり、恒星の爆発が太陽誕生の引き金になったという理論を裏付ける証拠となるかもしれない。
このちり粒子は長い時間を経ているにもかかわらず初期の状態が保たれているが、それは彗星の形成時にその氷の中に閉じ込められたからではないかと研究チームは考えている。
今回、研究のリーダーを務めたヘンナー・ブーゼマン氏はは、イギリスのマンチェスター大学の天体物理学者だ。「彗星は冷蔵庫の役割を果たしていた。この冷蔵庫に貯蔵されたため、原始の物質は変質しなかったのだ」と解説する。
ブーゼマン氏の研究チームがちり粒子を採取したのは、グリグ・シェレルプ彗星(26P/Grigg-Skjellerup)から伸びるダストテイル(ちりの尾)の中を地球が通過した2003年4月のことである。研究チームはNASAに依頼し、彗星接近時の数時間にわたり、約20キロの高度で飛行機を飛ばした。飛行機に搭載されたシリコンオイル素材の採取器によって、上層大気に存在するちり粒子が採取された。
研究チームはNASAの彗星探査機ディープインパクトやスターダストで採取されたちりのサンプルと今回採取したちりを比較し、地球の大気で採取されたちりがグリグ・シェレルプ彗星起源であることを突き止めた。
また、採取した粒子のうち2つには、太陽の育星場(stellar nursery)となった巨大なガス雲と関わりがあることを示す、特有の科学的特徴が発見された。さらに、そのうちの1つに含まれていた物質は、超新星爆発後の残留ガスが冷却していく過程で形成されたものと推測されている。
「近郊の超新星爆発で生じた衝撃波が引き金となって太陽は誕生したと科学者たちは推測しているが、採取した彗星の物質の一部はそのときの爆発に起源があるのかもしれない」と、ブーゼマン氏は説明する。
