5月5日は端午の節句。
子どもの日と言えば、「こいのぼり」。真鯉や緋鯉が泳いでいる風景が心温まる。

そこで、5日までの間、こいのぼりに関するサイエンスをご紹介する。

祖父母から受け継ぐこいのぼりを見たことがあるだろうか?真っ白な木綿に、墨や天然染料でウロコが描かれているこいのぼり。50年たっても、日焼けをせずに残っている。なぜだろうか?

古くからあるこいのぼりは、職人が細部まで手作業で作っており、下絵を描き、ウロコを一つ一つ手作業で繰り返し色をつけたし描かれる。

下絵と色塗りの間の工程に秘密がある。それは、生の大豆の粉を水で溶いた「豆汁」(ごじる)と呼ばれる汁を塗っているのです。

豆汁は、こいのぼりの日焼け止めクリーム。豆汁を塗ると、大豆に含まれる脂質の一種「レシチン」が紫外線を熱に代えて逃がすので変色が起こりにくくなる。紫外線から守り、日焼けを予防していた。

実は、このレシチンという成分は、私たちが使う日焼け止めクリームにも使われている。