教育応援vol.10 学校の中で、研究しよう
制作によせて
理科から広がる世界に飛び込む 今号より「教育応援」の編集長をさせていただくことになりました。私自身、小学生のころから理科という分野が好きで、そのきっかけ は学校の先生でした。理科は観察や実験をすることで自然を知るのだと教わったことはもちろんですが、それは結局、自分を知ることな のだと気づかせてくれた先生でした。 理科好きになった結果、大学院まで進み生物研究者となりました。研究者として理科を探求していくことも、小学校のときの理科を好き だった気持ちのままに楽しんでいます。そして今、その楽しさを個人の中で留めずに外部へ発信することが私のライフワークになりつつ あります。この「教育応援」を通じていかに多くの先生方や子供たちと一緒に理科を楽しめるのか、今はそれが私の課題研究テーマです 。
*本誌は全国の中学・高校の理科主任の先生および教育応援プロジェクト登録先生へ無料で配布しております。 Amazonにて購入も可能です。
コンテンツ一覧
[Resesarch Based Education~学校の中で研究を~]
教科書で扱われる実験では結果があらかじめ分かっているものがほとんどです。しかし、研究型の実験は答えのわからない問いに対してどのようなアプローチで実験を行うのか、得られた実験結果から何を導き出すのか、試行錯誤の中で多くのことを学ぶことができます。今回は、研究型の実験や授業への取り組みを紹介していきます。
[発見]植物の成長と環境との関係を調べよう
学校で行う植物の実験では、 茎の長さや葉や花の数を調査したり、 茎の断面の維管束、 光合成による水草の気泡発生の観察をしたりします。 しかし、 水や光の量、 温度や湿度など様々な環境の変化と植物の成長の関係について調べることは、 観察だけでは難しいこともあります。 そこで、 自動的にデータを収集するセンサーやインターネットを使うことで、 より詳細なデータが得られそれを世界中の人と共有できる、 新しい実験機器を紹介します。
[研究の種]
春から夏へと季節が移り変わり、生き物の動きも活発になってきました。これからの季節は、家から学校への行き帰りの間にも、多くの生き物をみることができます。身近な生き物の例として今回、チョウを題材にどんな研究の種が見つけられるのか、考えてみましょう。
[実践!課題研究]ビタミンC測定を活用した『実験デザイン』授業 ~目的を意識させる実験指導例~
新教材を活用した課題研究の実践例を先生方と作ることを目的として始めた本コーナー。小誌『教育応援プロジェクトVol.06(2010年6月発刊)で募集した『夏休み課題研究実践例 ビタミンCでおいしく夏を乗り切ろう!』では、全国から応募を頂き、各校の独自色を出した数々の実験レポートをいただきました。その中で今回、生徒自らが考える『実験のデザイン』を行う授業を実践された愛知県立豊田西高等学校の安井晋先生のレポートをご紹介します。
[宇宙教育プロジェクト®活動報告]我々は火星で生活をすることができるのか?
植物の種子を国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟に保管した種子には何か変化があるのか。全国の小中高生が地球種と宇宙種を比較育成・調査する宇宙教育プロジェクト。2010年度は13校が参加し、2011年4月29日、『宇宙教育フォーラム2011』にて研究成果が発表されました。
[高校生による課題研究]~第54回日本学生科学賞~
日本学生科学賞は、日本で最も伝統のある中学生と高校生のための科学自由研究コンテストです。毎年都道府県の審査を経て、全国6000点以上の中から優秀作品が選ばれます。今回は、第54回の最高の賞である、内閣総理大臣賞を受賞した大宮高校生物部の論文を紹介します。先輩から引き継ぐだけでなく、装置から新しく開発&改良を加えているところが魅力です。
[研究成果を次の一歩へ]~論文コンテスト・発表会に参加してみよう~
「研究の種」から始まった研究は、「発見」が区切れではなく、「発表」が1つの終結点となります。研究成果は論文としてまとめ、日本だけでなく世界にむけて発表し、ライバルと議論し、さらに一歩先へ研究を推し進めるチャンスとなるからです。論文が、多くの研究者に引用されて、次の研究に利用されるかが研究者としての実績になります。このように、外に向けて発信することも研究に欠かせない魅力の一つです。最近は中高生にもそのような場に積極的に参加してもらおうと、大学や学会などが門戸をひらき、若い研究者たちの挑戦を受け入れています。誰も答えを知らない問いならば、テーマに大小はありません。自信を持って、研究を次の一歩へ進めてみてはいかがでしょうか。
サイエンストピックス:脊椎動物の発生と進化のしくみをスパコンで明らかに
「個体発生は系統発生を繰り返す」というヘッケルの言葉があります。この言葉は生き物が発生する過程が進化の過程と似ていることを示しています。アリストレスがニワトリの胚発生を観察してから2000年以上も研究されている脊椎動物の発生は、それでもまだまだ未解明な部分が多くあります。これまでは形態の観察から多くの研究がされてきました。しかし近年、遺伝子の発現するパターンを、コンピューターで解析するという、分子生物学とコンピューター解析の融合により、新しい局面を迎えています。
先端科学教育やっています
「壁をつくる」課題研究しかけました!
東京都立葛飾総合高等学校
葛飾総合高等学校は、平成19年に開校した総合学科の高校だ。創立した4年前から「キャリアコアタイム」と題し、新学習指導要領で扱われる「課題研究」にいち早く取り組んでいる。「課題研究は高校3年間の集大成」と位置付ける関本謙治先生は新しい授業作りに挑戦した。
生徒のために立ち上げたサイエンスフェア
兵庫県立神戸高等学校
神戸高校は、兵庫県下7校のSSHの拠点校、コアSSHとして、兵庫「咲いテク(サイエンス&テクノロジー)」事業を運営している。「事務局は大変ですが、学校ではできない刺激を生徒に与えられますから」と取り組みの目玉である、企業・研究機関・大学も発表する研究発表会「サイエンスフェアin兵庫」の意義を語る長坂先生に、そのねらいを伺った。
最新の生態調査研究の発信地に
沖縄県立那覇高等学校
沖縄の各地で高校の生物部を連れて、様々な生物の生態研究を続けてきた那覇高校の山﨑仁也先生。今年は、大学・企業・他地域の学校と連携しながら、沖縄でしかできない新たな挑戦を始めている
天文部★応援中! 第9回 天の川を見上げて授業をしよう
今回は、独立行政法人理化学研究所の中野祐司研究員を講師に招きます。宇宙における化学反応や、イオン蓄積リングを使った研究について、最新の情報をお話いただきます。また、天体望遠鏡の組み立てから天体観察の方法や観察ポイントをお伝えし、望遠鏡の使い方も体験していただけます。*当日観測するのは月や惑星になります。*当日観測するのは月や惑星になります。
次回教員向け研修会はこちら
現役の高校の先生が開発したDNAのペーパークラフト教材
型紙をプリントした紙1枚から、のり付けすることなく2重らせん構造を作ることができます。塩基の相補性、2重の右向きらせん構造を学ぶことができます。
イベントピックアップ
授業でできる先端科学実験先生向け無料研修 3地域開催!
- 【沖縄】授業でできる!色素増感型太陽電池で発電! 8月7日(日) 詳細・お申込はこちら
- 【東京】授業でできる!生分解性プラスチック分解菌のスクリーニング実験! 7月24日(日) 13:30~17:00 詳細・お申込はこちら
- 【東京】第 9回 天の川を見上げて授業をしよう 9月3日(土) 15:00~18:30 詳細・お申込はこちら 詳細・お申込はこちら
- 【大阪】注目のエネルギー、植物から太陽電池を作ろう 7月23日(土) 14:00~17:00 詳細・お申込はこちら
- 【大阪】課題研究に最適、DNA鑑定でタンポポの分布を解析しよう 8月27日(土) 10:00~17:00 詳細・お申込はこちら
- 【大阪】計測・制御で技術への興味を高める、ロボット教室 9月10日(土) 14:00~17:00 詳細・お申込はこちら
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- 2012.03.13 『サイエンスブリッジNEWS』の配信100号達成!および、 電子書籍プラットフォーム『Lindoc』での配信のお知らせ
- 2012.03.13 宇宙教育プロジェクトが「沖縄まんが物語」で漫画化されました
- 2012.03.12 農学特集記事についてのアンケート










