教育応援プロジェクトvol.6 植物を見つめる
教育応援プロジェクト創刊に寄せて
祝・1 周年、毎号が創刊号であり続けたい 編集長として本誌を手掛けるようになって、ちょうど1 年になりました。毎号多くの先生からアンケートやイベントへ参加いただき、ありがとうございます。「授業で使える教材を知りたい」「先端の科学トピックスを簡潔に知りたい」「生徒と参加できるイベントを知りたい」といったご意見をもとに、毎号1つ以上の新しいチャレンジ!を目標に本誌を制作しております。前号は初の「ふろく」をつけましたので、今号はもっと授業の中で本誌を活用いただけるよう、「生徒に配布しよう!」というコーナーを新たに設置いたしました。本誌を切り取ったり、プロジェクターで写したり、自由にご活用いただければ幸いです。何年たっても、常に創刊号の新鮮さを忘れない、そんな雑誌であり続けたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
編集長 楠 晴奈
コンテンツ一覧
近赤外光での光合成を可能にする、新しいクロロフィルの発見
太陽の光エネルギーを用いて水と二酸化炭素から酸素と有機物を合成する・・科学技術の進歩目覚ましい現在でも、この植物・藻類が行う反応を人工的に再現することは不可能です。今も世界中で光合成の仕組みの解明や、人工光合成の開発が進められています。今回は、これまで可視光でしか行われていないと考えられていた光合成の常識を覆す、クロロフィルに関する新しい発見を紹介します。
(写真提供:神戸大学 村上明男)
先端科学教育やっています
教員だからこそできる子ども目線の教材研究
新宿区立牛込第一中学校
学校の小さな中庭で、問いかけられた。「この景色は少し不思議なのに気が付きますか?」目の前には、シラカバとアシタバが隣り合わせで植生している。よく考えればシラカバは高原などの寒い地域、アシタバは温暖な地域の植物だ。「中庭だけでも、随分教材になるものがたくさんあるでしょう?」と楽しそうに話す金井塚先生は、中学校理科の教師であり、教材開発の研究論文を書く研究者だ。
研究者を教育現場へ ~広尾サイエンスラボ始動!~
広尾学園中学校高等学校
放課後に生徒が集まり、研究者と議論し、各々のテーマを持って研究に取り組む。研究者同士が教育現場で生徒と最先端の研究をするため、協同する。広尾学園の木村先生は、そんな「研究者が集い、教育について語れる空間」を目指し、昨年度新校舎とともに「サイエンスラボ」を立ち上げた。
植物の成分と私たちの健康~植物ってすごい!どんな成分があるんだろう~
株式会社常磐植物化学研究所
株式会社常磐植物化学研究所は千葉県の佐倉市で植物の有効成分を抽出し、化粧品や健康食品、お菓子に利用する研究を行っている。身近な製品と植物の関わりについてもっと知ってもらいたい、という思いから、昨年度オリジナルの出前実験教室プログラムを開発し、千葉県の小学校で実施した。 昨年度の活動の様子
→ http://s2009.kyouikuouen.com/
「ロボット教育」始めました 創造力・課題解決能力を育む教育
株式会社リバネス・ヴイストン株式会社
創造力や課題解決能力を身に付ける学習教材としてロボットは魅力的なテーマだ。株式会社リバネスでは、ヴイストン株式会社と連携し、ロボットを使った学校向け実験教室プログラムを開始する。 全国出前実験教室 実施校募集!株式会社リバネスの若手研究者による、『Beauto Racer』を使った出前実験教室を開催します。
- 基本所要時間:3 時間(3 ~ 4 コマ)
- 実施場所:パソコン室等
- 実施条件:専用ソフトウェアをインストールできる人数分のパソコンが必要になります。(ソフトウェア対応OS:Windows 2000(SP4)・XP・Vista・7)
- 毎月2 校限定 特別価格 25 万円(税抜)
- ※ 1 人1 台『Beauto Racer』を用意します。
- 対象人数:40 名まで
- 実施期間:2010 年6 月~ 2011 年4 月
お問い合わせはこちら→http://www.kyouikuouen.com/about/inq.html
第2 回 宇宙ミヤコグサプロジェクト研究校 募集中
株式会社リバネス
今回調査した宇宙ミヤコグサからはいくつか興味深い変異体が観測されました。種子への影響を詳細に調査するには、メンデルの優性遺伝の法則のため第2世代の調査が重要となります。2010年度は1世代目で見られた変異体及び、2世代目の種子を調査する学校を募集します。部活動や課題研究の一環として、誰も知らない答えを探る「研究」にチャレンジしませんか。
- 募 集 数:全国の中学校・高等学校 10 校
- 対象学年:中学校1 年生~高校3 年生
- 対象人数:30 名程度
- 実施場所:参加学校の理科実験室(生物実験室)
- 募集要項お申し込みはこちらから→宇宙教育プロジェクト
日本全国14 地域の地大豆、宇宙へ~全国の学校と農地で宇宙大豆を育てよう~
宮坂醸造株式会社
2009年8月に山梨と神奈川、2010年5月には全国12地域(北海道、青森、山形、埼玉、千葉、東京、長野、三重、奈良、広島、熊本、沖縄)の地大豆を国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟に打ち上げました。これらの地大豆は、地元の子どもたちと生産者が協力して育て、数年後には味噌やきな粉として販売されます。 学校や周辺の畑で宇宙大豆を育てたり、味噌作りに挑戦する学校を募集しています。
お問い合わせはこちらから→http://www.kyouikuouen.com/about/inq.html
詳細はこちらから→宇宙大豆プロジェクト
「教育応援プロジェクト」が目指す未来
丸 幸弘×高橋 修一郎 対談
株式会社リバネスは若手研究者による先端科学の実験教室を2002 年より開始し、2006 年、「教育応援プロジェクト」を立ち上げました。現在42 社が賛同し、年4 回の科学雑誌『someone』や、教員向け科学教育情報誌『教育応援プロジェクト』の発行、参加企業と連携した実験教室の実施等を行っています。今回はW代表取締役の丸幸弘氏および高橋修一郎氏にプロジェクトの展望についてお話伺いました。
プラスワンサイエンス
授業で使えるオススメ書籍
『よくわかる宇宙と地球のすがた』
丸善株式会社出版事業部
自然科学に関する様々なデータを収録した「理科年表」のジュニア版ができました。中学校・高校で学ぶ、地球の運動による天体の動きや太陽系の成り立ち、地球内部の構造などをテーマに扱っています。国立天文台が編集する『理科年表』に掲載されているデータに基づき、様々なサイエンストピックスが中高生向けに分かりやすく紹介されています。
- 予定価:1,470 円(税込)
- 判型:A5・160 ページ
- 国立天文台 編
- 発行年月:2010 年07 月
電力館で授業をしよう! 第5 回 組み合わせがエコのカギ
私たちの生活のあらゆる場面で電気は使われ、その消費量は着々と増えています。一人あたりの年間の電力消費量を見ると、日本は8,475kWh/人と、カナダ、アメリカに次いで第3位。どのように電気を確保していくのかは大きな課題です。
夏休み理科課題研究実践例!ビタミンC でおいしく夏を乗り切ろう!
10校限定、パックテスト無料進呈!誌面の「次の研究」で挙げた課題に挑戦し、研究する学校を募集いたします。採択校にはパックテストを無料で進呈いたします。実験方法と結果、考察、をレポートにまとめて提出いただきます。
パックテスト→http://kyoritsu-lab.co.jp
新しい周期表、エレメンタッチをつくろう
授業で使える新しい周期表を誌面を切り取ってそのまま使える形にして紹介しています。
サイエンスブリッジNews 植物はどのように花が咲く季節を知るのか
株式会社リバネスでは、毎週火曜日、ホットなサイエンスニュースを中高生向けに解説した『サイエンスブリッジNews』を学校向けに無料配信しています。誌面では生徒にそのまま配布できる形でサンプルを掲載しています。 申込方法→メールアドレス、お名前、学校名、配布人数と頻度(例:理科で週2 回30 名)をinfo+sb@leaveanest.com までお送りください。
第5 回 宇宙を見上げて授業をしよう
X 線で全天の星を観測する
株式会社ビクセン
2009年7月、X線での空の変化を映し出すカメラ、全天X線監視装置“MAXI”が、国際宇宙ステーション(ISS)の船外プラットフォームに装着された。宇宙からのX線は大気に完全に吸収されてしまうため、その観測のためには、宇宙空間に出ることが必要だ。MAXIは170°×1°のスリット幅を視野とし、ISSが90分で地球を1周するたびに、360°分の全天画像を手に入れることができる。1つの視野を集中して観測するのではなく、全天の多数の天体の動きを観測できることが、過去のX線衛星にはない大きな特徴だ。X線で見えてくる宇宙の動きとは、何だろうか。
★教員向け研修会も開催します→http://www.kyouikuouen.com/recruiting/item_660.html
大学教育最前線
花粉症治療の最前線
麻布大学 獣医学部 獣医学科 阪口 雅弘 教授
くしゃみをするサル、アトピー性皮膚炎でかゆがるイヌ、鼻水に苦しむネコ。日本人の一割を悩ませていると言われる花粉症だが、ヒトと同じように動物でもスギ花粉症の症例が報告されてきている。これらの動物たちの症例が、花粉症の治療に新しい光をもたらすかもしれない。 教員向け研修会も開催します→http://www.kyouikuouen.com/recruiting/item_660.html
イベントピックアップ
合理的ゲノム設計コンテスト(GenoCon)参加者募集中!
このコンテスト(GenoCon)はゲノムの設計図(塩基配列)をウェブ上でデザインする国際科学技術コンテストです。ロボットコンテストとは異なり、植物のゲノムの一部を設計することで、植物に新たな生理機能を付加することに挑戦します。
合理的ゲノム設計コンテスト(GenoCon)→http://genocon.org
沖縄で地域に根ざした科学教育を~教員向け無料研修開催!~
昨年の夏に沖縄事業所ができてから2 回目となる教員向けの実験教室。前回と同じく昭和薬科大学附属高等学校の理科室にて、『教員向け実験教室~授業でできるDNA 鑑定実験~』を開きました。 次回はパックテストを用いた水質調査を体験していただき、沖縄の水環境について考えます。 詳しくはこちらから→http://www.kyouikuouen.com/recruiting/item_660.html
授業でできる先端科学実験 先生向け無料研修6地域開催!
「先端科学の情報を知りたい」「新しい実験を授業に取り入れたい」という先生の声から、株式会社リバネスでは先生向け無料研修を定期的に開催しています。
- 【北海道】授業でできる制限酵素によるDNA 鑑定実験(9月26日)
- 【東京】第5 回 ISS を見上げて授業をしよう(9月11日)
- 【神奈川】麻布大学に行ってみよう!:授業でできるアレルゲン検出実験(8月24日)
- 【大阪】出張!麻布大学:授業でできるアレルゲン検出実験(8月6日)
- 【宇都宮】第3 回 授業でできるPCR によるDNA 鑑定実験(未定)
- 【沖縄】沖縄の水環境を調査しよう:授業でできる水質調査(8月29日)
詳しくはこちらから→http://www.kyouikuouen.com/recruiting/item_660.html
若手研究者による先端科学実験教室
株式会社リバネスでは先生方と連携し、若手研究者による出前の先端科学実験教室やサイエンスショーを実施しています。小学生から一般まで、対象ごとに実験プログラムを開発し、自分で発見する楽しさを知る「きっかけ」を提供しています。今回は「最先端バイオテクノロジー」をテーマに7つのプログラムを紹介します。バイオの研究者が実際に扱っている実験器具や試薬を用いて、本格的なバイオ研究を体験してみませんか? 詳しくはこちら→http://www.kyouikuouen.com/exp/
学校でできる、先端実験教材シリーズ「Feel so Science」
先端科学の実験教室を、もっと身近に楽しんでいただきたい。そんな想いから、Feel so Science シリーズが誕生しました。キットには、実験に必要な試薬類・器材と共に、実験手順等の解説、関連する応用知識を記したテキストがパッケージングされています。 詳しくはこちら→http://www.kyouikuouen.com/lineup/kit.html
ノーベル賞技術を体験しよう PCR キット
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応:Polymerase Chain Reaction)は、 DNA の特定の部分を増やす技術です。生物の研究で使われるのはもちろんですが、最近はあるインフルエンザウイルスに特徴的な設計図の配列を増やし、ウイルス感染の有無を調べる「PCR 検査」など生活の中でも活躍している技術です。学校の授業でぜひ体験してみてください。 詳しくはこちら→http://feelsoscience.ocnk.net/product-list/1
高校生向け科学雑誌『someone』新刊取り寄せ校募集中!
「いつもあなたのそばにサイエンス」というコンセプトのもと、若手研究者が次世代を担う高校生に贈る科学雑誌です。お陰さまで紙媒体だけでなく、3月に配布が始まった『someone』のiPhoneアプリも8万ダウンロードを超えました。こちらでは誌面で掲載できなかった写真や動画、音声等を掲載いたします。ぜひ本誌と併せてお使いください。
詳しくはこちら→http://someone.jp/
購入はアマゾンへ
リバネス出版の冊子はamazon.comにて購入ができます。ご購入を希望の場合はこちらにてお買い求めください。
ワンクリックご意見お寄せ下さい
教育応援プロジェクトに参加頂いている皆様
教育応援プロジェクトは参加団体の皆様に支えられています
- 37
- 11
- 27
- 2010.07.01 【御詫】高校生向け科学雑誌vol.12の誤記の訂正と御詫び
- 2010.06.26 【募集】講談社Rikejo会員誌 サンプル取寄せ校募集
- 2010.06.24 【募集】パックテストで研究!無料進呈キット取寄せ校募集



